いつの頃からか口もきかなくなった。
親父の跡を継ぎたくなくて、
東京で勝手に就職をして、
何か理由を作っては家に帰らなかった。
そんな俺に、親父は何も言わなかった。
自分勝手ばかりしてきた俺を、
最後までだまって見守ってくれた親父…
親父が亡くなって
初めて親父の顔に触れた時、
ようやく素直になれたんだ。
遅すぎるよな。
こんなに日焼けして、
体を張って家族を守ってきた親父は、
最高にかっこいい男だよ。
俺も親父みたいな
かっこいい男になれるようがんばるよ。
「納棺の儀」と「ありがとう納棺 ® 」のご紹介